MBA留学日記 University of Colorado at Boulderとその後
MBA留学日記。2006年7月からの2年間の学生生活とその後の東京生活。個人的なブログであり、公式なものではございません。
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Accountingのテキストを読んでみて…
Accounting

最近は生活の立ち上げと、私の一番大切にしている食べ物のお話が多かったわけですが、一通りの生活が立ち上がり、料理もそれなりにできることがわかった(作っている時や、作る直前に「○○がない!」とあせったこともありましたが、こちらも今は一通りそろいました)ということで、お勉強をStartしております。

元々、汎用の石油化学品(ペットボトルとか洗剤の原料=イメージは灯油みたいなものを決められたお客さんにいくらで何トン←ここが交渉のポイントなのですが、という契約をする営業のお仕事)を売っていました。まあ、はじめの部署がここだったのではじめの3・4年間は、デリバリーや在庫繰りをメインの仕事としていました。

次の部署異動が出てくるころに、(ノミニケーション(飲み)の中で)「次はどんなことをしたいんだ…。」というようなことを聞かれたこともありました。その営業部を卒業した若手は財務部門(経理部とか資金部とか)に進む流れがあったのと、経理とか財務とか一番嫌いなことを若年の時に経験しようということで、「経理部に行きたい!」と言ったのですが、実際は高機能の化学品を売る営業部に行くことになりました。

当時、SAPシステムという大手化学品業界がこぞって導入をしたコンピューターシステムをN社も導入するということで、各部から有能な若手部員がSAPのプロジェクトチームに引き抜かれていきました。つまり、各部に若手が不足しているときだったのです。このような時期に異動の匂いを漂わせる若手社員にはいくつかの部署からお声をかけて頂いたのですが、部の数を数えてみれば経理は経理部しかないわけで、営業部は6つも8つもあるのですから、確率的には営業に行くことが強く考えられるのでした。
まあ、案の定、営業部にいくことに。しかしながら、従来の営業とは(社内的には)正反対の営業部だったので、不安な反面、嬉しく思っていました。

ところが、その部署の問題ではなく、SAP導入と組織の官僚化が進んだためだと思いますが…、「ちょっと宜しくないんじゃないの?」と思しき、組織上の問題が強く浮かび上がってきました。

多くの社員は(当然なのですが)、決められた制度と方針の中で一生懸命、課せられた命題(営業であれば予算達成とか)をクリアするために頑張っていました。当方も平生はその方針に基づいて仕事をするも、一方で(元々、階層に意味を感じていないせいもありますが)全社方針とか課せられた命題そのものが本当に意味のあるものなのか、ということを考えていました。そして、意味のないものであれば改善・改革を現場からするというのが私個人の命題でした。仕事そのものの意味を問わずに目標達成のみにこだわるのは、自らの活動に「稼いで生活を送る」とか「決められた社会で地位を築く」とかを目指す人であり、「社会貢献」とか「自己実現」とかを目指していないのでは…と(勝手に)思っています。私は、世界の人々の豊かな生活を創るために一番現実的で意味あることは、工業化による基礎サービスの提供と考えていました※。
ということは、自分の意味あると思っていることが会社の目標と違っていなければ、そのことは実現に向けて進めていくべきです。
ところが、会社の大きな目標より、個人にはね返ってくる課題・責任が優先して考えられる(まあ、いわゆる大企業病)がここ数年で顕著になってきたのでした。
※「世界の」がミソです。日本はかなり工業発展が進んでいますので、現実生活を豊かにする時にはソフトの方に興味・開発が移っていますが、まだまだ工業が重視される国が多いのです。

まあ、この辺は私がビジネススクールを志した理由のひとつなんです。私としては、適当に立てられた予算(過去の実績+何%のようなもの)は評価管理には結びついても、会社の目標および自己実現には結びつかないものだったのです。
えっ?会社の目標って何か?
それは増収増益、企業規模拡大です。その御題目のために、私がいた部は「柱となるビジネス」を作れる部署だったのです。化学品の会社で、「柱になるビジネス」(=将来にわたり安定的に収益を稼ぎ出す“米のような作物”)とは、世界で3番位(少なくともアジアで3番にはいないと…)になるビジネスのイメージを持っていました。このレベルは私の個人的なお題目にもマッチするわけです。そこで、いろいろなアイディアを現実のビジネスに反映させようとするのですが、アイディアには、今日にもできる簡単で小規模な工夫から、会社全体(場合によっては他社を絡めた)にわたる大規模な構造改革や企業戦略までいろいろあるわけです。その大規模な改造や企業戦略が(私にも会社にも知見がないため)挙げられないという苦悩に当たりました。そして目の前には「上職に文句を言われないことを第一目標にする」姿勢がひろがってきていました。

 そんなように感じた現場を離れて一ヶ月後にテキストを読んで“ギョッ!”としました。
本屋で売っていますので気になった方は立ち読みしてください。恐らく、ビジネス書のところにおいてあると思います。銀色の背表紙に「MBAアカウンティング」と書いてある、グロービスという経営塾が書いている本です。この191ペ?ジに2ページ分の物語が書いてあります。ちょっと大げさに書いてありますが、私が現場で感じたことに非常に近い内容です(管理部門にいる人は特に気づきにくいと思いますが、営業の現場を鳥瞰するとこんなことが起こっています)。研究の現場でも同じことが起きていますので、その問題点を再認識する意味でも皆さん読まれてはいかがでしょうか。187ページからの章は物語として読んでも充分楽しめますので、お勧めです。

今日は独断と偏見に基づいた状況分析と図書推薦でした。

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Keigo

Author:Keigo
千葉県出身37才男:千葉南高校・明治大学卒業後、石油化学メーカーに9年間勤務。
2006年7月より私費にてコロラド大学MBAに留学。
良い製品を世界に広げられるメーカーをつくるべく、MBAを志望。エリートらしさのかけらもないMBA学生生活とその後を発信。
帰国後は外資系化学メーカー勤務。でも、やっぱりエリートらしくない…。



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