MBA留学日記 University of Colorado at Boulderとその後
MBA留学日記。2006年7月からの2年間の学生生活とその後の東京生活。個人的なブログであり、公式なものではございません。
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かりやんの質問が面白かったので…
つい、調子にのって書いてしまいました。

アメリカの会社にはセールスとマーケティングを分けている会社が多々あります。日本は営業部のなかで両方の仕事をやるわけです。ではこの二つはどう違うのでしょうか?簡単にいえばマーケは販売戦略と予算、販売時の最低価格を決め、セールスはそれに従って売ってくる。それで売れなければマーケの責任…。戦略・起案はマーケの仕事。セールスは情報のフィードバックはすれども独自戦略は立てない。

さてさてかりやんの
・言われたことをきちんとやる人
・おかしいことに気づき、報告できるマネージャー
・事業全体の戦略や戦術を考えるシニアマネージャー
は日本の製造業の典型に見えます(特に製造・品質管理部門)。マネージャーたちはさっきのセールスのような仕事の仕方ですな。シニアマネージャーはマーケティングのような仕事の仕方かな?
かりやんの言うとおり”ひたすらオペレーションをこなす人と優秀さは異なる”だと思います。しかし、セクショナリズムや同じ部署内でも仕事の切り分けが進むとオペレーションの精度(および勤勉さ)を高める以外に評価されなくなります。ということで個人的な意見ですがマネージャー以下の現場から戦略戦術(世界戦略のみならず)を考える意見が上がってくる必要があります。その元になるのは情報の共有と御褒美(Reward)です。

MBAでは後者のRewardを一生懸命教えます。ようは評価制度と会社の目指す方向が合っていなきゃだめよ、っちゅう話。評価精度が曲がっていると犯罪を犯してでも評価を挙げる方向に行動が推移する(ライブドアのように)。逆にBottom Upが評価されれば社員一人一人が戦略・改善を志す隊長になります。成長企業の小さな会社では普通に行われていても大企業になると共に管理のための制度が優先されて、評価の制度(こっちのほうが曖昧になりやすいからだと思いますが)が遅れを取るケースがおおいようです。

情報の共有…。言うは易しの典型です。私の前職の会社は2000人規模の会社なので万人単位の会社に当てはまるかは不明ですが…。数度、こんなことをやったことがあります。
普段、関連のない基礎研究をしている部門に我々の仕事にからむ実験・開発をお願いすることになりました。ところが、彼らは研究することが仕事。製造のこと・販売のことなどお構いなし(というか知らないので何が問題か気づかない)なのでした。我々の製品を5000作るのにその原料が1000必要です。と言っているのにもかかわらず、「新しい技術を使うと独自技術で原料が製造できます。このやりかたでは500の原料しか確保できませんが、この方法で開発を進めたいと思います。」と20名くらいが出席する会議で話が展開していきました。当然、私がストップをかけましたが…。
※ 私、数学嫌いの私立文型人間ですが、500-1000=-500という引き算はできますので…。

そんなこともあって、この研究をする部門に(同期がいたこともあって)、つくったものがどう使われるのか、なぜKey Materialなのか、上手くいくとどういう将来図(夢…、または法螺…)が待っているのか、それがないとどういうことになるのか(現状何で困っているのか)等を話にいきました。会議じゃなくって、出張先で買ってきたお菓子(自腹)を持って、世間話をしに遊びに行くふりをしていくわけです。その同期曰く、そういう話が聞けたのは入社してから初めてのことだったと言っていました。
ちなみにMBAでは情報の共有化もTop Down方式を以ってする方法を教えるのが主流です。しかし、MBAのケースに出てくるのはサービス業・もしくは大メーカーの課長クラスまでの情報共有化が殆どだと思います。つまり、仕組みがしっかりしていれば情報の共有化はできるという考え…。個人的には本当の意味での共有化は扱われていないという認識でおります(なぜなら夢の共有化には不充分だとおもうので…)。

製造・品質管理等、失敗しないことが評価の対象の部署には特にこの両者が必要です。そうでなければ言われたことだけを100%できる=仕事ができる…、に収まってしまいます。これも個人的な意見ですが、現場のアイディアを評価する人が同じ部署にいるとつぶされてしまうわけです。なので、たとえば、「製造ラインに対する工夫等のアイディア」を掘り下げるか否かを評価する人(事業部長クラスの権限を与えて)を独立させて設置するのがいいと思います。で、勤務時間外の努力になると思いますが、その人からも資金を回してもらって発表できるレベルまでもっていかせる。ようは闇活動ですわ。この活動、部署の動きと関係ないので同期同士で勝手にチームをつくってやってもいい。上手くいったら闇活動でもご褒美をあげる☆

自分が会社を経営するときにはこのスタイルを試してみたいと思っています。



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【2007/04/03 18:49】 | # [ 編集]


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Keigo

Author:Keigo
千葉県出身37才男:千葉南高校・明治大学卒業後、石油化学メーカーに9年間勤務。
2006年7月より私費にてコロラド大学MBAに留学。
良い製品を世界に広げられるメーカーをつくるべく、MBAを志望。エリートらしさのかけらもないMBA学生生活とその後を発信。
帰国後は外資系化学メーカー勤務。でも、やっぱりエリートらしくない…。



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