MBA留学日記 University of Colorado at Boulderとその後
MBA留学日記。2006年7月からの2年間の学生生活とその後の東京生活。個人的なブログであり、公式なものではございません。
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社員に求める能力「主体性」「発見力」
社員に求める能力「主体性」「発見力」
3月12日20時7分配信 読売新聞

 企業の人事担当者の約3分の2が、社員に求める能力として「主体性」や、現状の課題を明らかにする「課題発見力」を挙げたことが12日、経済産業省の発表したアンケート調査で分かった。
 ただ、若手社員にこうした能力が不足しているとする回答も4割を超え、企業が欲しい人材と、実際の戦力にギャップがある実情も浮かび上がった。
 人事担当者が社員に求める能力は「実行力」(70・8%)が最も多く、「主体性」(68・7%)、「課題発見力」(65・8%)と続いた。
 一方、29歳までの若手社員に不足していると思う能力は「主体性」(48・2%)「課題発見力」(44・4%)、「創造力」(44・2%)が上位を占めた。

という記事を見つけたのですが…。製造業に関する限り…、うそでしょう。個人的な意見ですが、これを見る限り日本企業の人事担当者のレベルは低いと思いますね。なぜならば彼らはこの発言を自分の仕事の中でしかしていないと思われるからです。日本の企業(もちろん一概には言えないのですが)で主体性・実行力を現業で発揮すると…、干されますな。つまり日本企業の中で求められるのは「決められた枠」の中での主体性・実行力です。見つけた課題が枠を超えていた時は主体性も実行力も発揮しないのが常なのです(多くの人事担当者がしているように)。

No Play, No ErrorでDegradeされない制度を保っている連中が社員が「実行力」・「主体性」・「課題発見力」をもとめるということが言行不一致に聞こえるわけで、「上職に文句を言われないように」仕事をするスタイル(「決められた枠」)を超えた発言ではないわけです。

これは私が以前にいた企業での話(つまり他の企業に常に当てはまるものではありません)。
研究開発部は新規商品の開発を表明しないと予算が出ない(評価もされない)システムでした。つまり研究部は折角芽が出た商品(既存商品という扱い)のケアをするためには予算が出されないのです。そこで新規開発をするという名目で追加予算を獲得し、その一部を使って(人件費)既存商品のケアをするという感じでした。
まあ、このねじれは酷いものでしたが、人事部は自分の穴から出て実態を調査しているわけではないのに、制度が適切に使用されていないという認識のようでした。このシステムは数年前に当時の社長かなんかの大号令でつくったシステムで、当時いた優秀な担当者たちが作ったシステムです。しかし、いかに優秀な人たちといえども一発でどの部署にも適用できる素晴らしいシステムをつくるなど不可能なわけで、その後に現状を把握して調整を入れていくことが必要なはずなのですが…。主体性のない人たちだったのか課題発見力も実行力も発揮されていなかったようです。

ところで、当時の人事部長は能力がなかったために過去の踏襲に徹していました(つまり彼の能力のみの問題ではないということ)。しかし、私が「許せんな!」と思ったことの一つに、研究部からの研究員増員の依頼に対して、「研究員を増やしたら何ぼ儲かるんねん。」と聞き返したという事例です。「お前、いつから許可する立場になったんだ?」と聞きたいわけで、本来は自分がその部署の状況、ビジネスの状況、研究員の状況等を情報収集し、己の基準を持った上で判定を自分ですべき(自分の判定に責任を負う)べきなのではないでしょうか?その職務を放棄して「研究員を増やしたら何ぼ儲かるんねん?」というのは人事部長が要らないことを表しているわけです。ちなみにこの人事部長はメインの勤務時間に営業出張者の海外出張時のチケット代が高いのではと電話をしてきていました(その仕事は入社一年目でも出来る)。

特に前の会社は工業製品の製造を生業にしていたのでスタッフ部門が弱いのはありえることなのですが、ちょっとひどかったですね。若手社員に「実行力」・「主体性」・「課題発見力」を求める前に、そういう気概を持った社員が活躍できる(評価される)制度・環境を、自分たちの「実行力」・「主体性」・「課題発見力」を生かしてつくるべきです。

そんなことを感じた記事でした。
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この記事に対するコメント
製造業にて
楽しくコメント拝見しました。
当方、某電機メーカー勤務ですが、製造業で重要なのは
・言われたことをきちんとやる人
・おかしいことに気づき、報告できるマネージャー
・事業全体の戦略や戦術を考えるシニアマネージャー
だと思います。

ここで留意しなければならないのは、
”ひたすらオペレーションをこなす人と優秀さは異なる”と言うことだと思います。

いかがでしょうか?
MBA生のご意見を頂ければ幸いです。
【2007/03/27 10:41】 URL | かりやん #- [ 編集]


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Keigo

Author:Keigo
千葉県出身37才男:千葉南高校・明治大学卒業後、石油化学メーカーに9年間勤務。
2006年7月より私費にてコロラド大学MBAに留学。
良い製品を世界に広げられるメーカーをつくるべく、MBAを志望。エリートらしさのかけらもないMBA学生生活とその後を発信。
帰国後は外資系化学メーカー勤務。でも、やっぱりエリートらしくない…。



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